ライフサイエンスのことなら株式会社バイオフロンティアパートナーズへ
当社は、バイオ・ライフサイエンス関連の事業を支援する日本を代表する会社です。

株式会社バイオフロンティアパートナーズ

投資実績

Portfolio

投資実績

アンジェスMG株式会社
【2002年9月 東証マザーズ市場に上場】

アンジェスMG株式会社は、大阪大学の研究成果を基に遺伝子医薬などの次世代バイオ医薬に関する研究開発を中核とした事業を展開するために、1999年12月に設立されました。

当社は遺伝子医薬として、既存の治療法では得られない画期的な治療効果が期待できる遺伝子治療薬、デコイオリゴ、RNAiなど治療標的に高い特異性を発揮する核酸医薬などを開発しています。 また、DNAプラスミドを用いた次世代のバイオ技術として、治療ワクチンの開発にも取り組んでいます。

現在、HGF遺伝子治療薬のグローバル第Ⅲ相臨床試験を北米、欧州、南米において実施しています。この試験では、約500例の重症虚血肢患者を対象にして、HGF遺伝子治療薬の有効性と安全性を確認し、欧米の規制当局に承認申請するためのデータを取得中です。

2002年9月、当社は日本初の大学発バイオベンチャー企業として東証マザーズ市場に上場しました。

Syrrx, Inc.(米国)
【2005年2月 武田薬品工業株式会社によりM&A】

Syrrx, Inc.は1999年2月、米国サンディエゴ市に設立されたバイオベンチャー企業です。

当社は、タンパク質の構造解析、とりわけ、X線結晶回折技術の将来の重要性に着目し、タンパク質結晶化工程をハイスループット、全自動で実施するロボット・システムの構築に成功しました。このシステムは当時、世界で最も進んでいると評価され、2001年1月~2005年5月までの短期間にタンパク質 2,000種類を遺伝子から発現させ、結晶化実験を200万回実施、ユニークな遺伝子から得たタンパク質250種類、医薬品開発候補となるタンパク質の解析終了数が120個と、その成果は世界の先端を走るものでした。
この点が評価され、戦略的提携を結んだ企業として、ホフマン・ラ・ロッシュ社、セレラ・ジェノミックス社、三共㈱、キュウビスト社、オニックス社らがありました。

2005年2月、武田薬品工業㈱による当社の買収に関する契約が締結されました。現在は、Takeda U.S.Aと名を変え研究開発が続けられています。

Salmedix, Inc.(米国)
【2005年5月 Cephalon, Inc.(米国)によりM&A】

Salmedix, Inc.米国は2000年11月、米国サンディエゴ市に設立された抗がん剤開発を目的としたバイオベンチャー企業です。

当社はカリフォルニア州立大学サンディエゴ校と社内に制癌剤開発の経験が豊かな目利きをそろえ、副作用が低く、より有効性の高い新規抗がん剤の開発を目指しました。
すなわち、他社が他の適用疾患用として開発しているヒト臨床試験前段階にある低分子医薬品候補から抗がん剤として開発することが有効と考えられる化合物を選び出し、ライセンス・インすることで当社の抗がん剤向け開発パイプラインを充実させる戦略を取ったのです。
その結果として、ヒト臨床第2相試験に進む複数の抗がん剤を開発する企業に成長しました。

この成果が評価され、2005年5月、米国Cephalon, Inc.(NASDAQ上場)による当社のM&Aに関する契約が締結されました。

株式会社ファーマフーズ
【2006年6月 東証マザーズ市場に上場】

株式会社ファーマフーズは1997年9月、「Pharma(医薬)」とFoods(食)」を融合した「Pharma Foods」の開発を目指した研究開発型のバイオベンチャー企業として創業しました。

「免疫」「老化」「神経」という三つの機能に作用する機能性素材の開発をコンセプトに、アミノ酸由来の「GABA(ギャバ)」、鶏の免疫システムを活用した「鶏卵抗体」、家禽用混合飼料を用いた「葉酸たまご」等を開発しました。 中でも「GABA」は、「ストレスを軽減する」という新たなコンセプトを創造し、同製品の開発を機に事業の礎を構築し、2006年6月に東京証券取引所マザーズ市場に上場しました。

その後も研究開発を根幹に、卵黄ペプチド「ボーンペップ」、卵白ペプチド「ランペップ」、近年では卵黄由来のヒアルロン酸産生促進素材「iHA(アイハ)」を開発し、健康という面から社会へ貢献することを目指しています。 また、創業以来の目的である「Pharma(医薬)」事業への展開にも注力しており、 「鶏卵抗体技術」の高度、応用展開による新たな抗体医薬品の創出を進め、独自のニワトリ抗体作製技術による抗体医薬品の開発技術を確立して製薬会社へライセンスアウトするビジネスを進めています。

株式会社ジェイメック
【2007年6月 MBO】

株式会社ジェイメックは、皮膚・形成外科・美容外科分野で利用されるレーザー医療機器、消耗品の輸入及び国内仕入販売を目的として設立されました。その後、自社製品の開発を目指して東海大学内に研究開発室を設置、複数の医療機器の研究開発、商品化に成功しています。

当社は、2007年6月に社長が交代し、同時期に新社長及び当社社員を株主とする株式会社エヌ・コーポレーションによるMBOが実施されました。

株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
【2007年12月 JASDAQ NEO市場に上場】

株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングは、1999年2月、我が国で最初となる「細胞・組織工学技術に基盤を置いた再生医療ベンチャー企業」を目指し、眼科関連の医療機器メーカーである㈱ニデックにより愛知県蒲郡市に設立されました。

当社は、重度熱傷患者に対し、患者自身の細胞を培養・増殖させて治療に用いる自家培養皮膚事業と膝関節症患者に対し、広島大学医学部越智光夫学長が開発した技術である、自身の軟骨細胞を培養・増殖させて治療に用いる自家培養軟骨事業を柱として研究開発を進めてきました。
2007年10月に重症熱傷患者を対象とする自家培養表皮について厚生労働省から製造承認を取得し、わが国で初めて厚生労働省が承認した再生医療製品第1号として事業化することに成功しました。これに続き、2012年7月には厚生労働省から自家培養軟骨の製造販売承認も取得でき、我が国第2号の再生医療製品として、事業化に成功しております。

当社は、2007年12月にジャスダック証券取引所NEO市場に上場いたしました。

CardioNet, Inc.(米国)
【2008年3月 米国NASDAQ市場に上場】

Cardionet, Inc.は、心臓病患者のリアル・タイム・モニタリングとGPS、携帯電話などを利用した診断・緊急通報・救急治療システムを研究・開発するベンチャー企業です。

当社は心臓血管系患者の死亡率の低下および医療コストの削減に最も重要なファクターとなるタイムリーな診断・緊急治療を可能にすべくCDMA、GPS等の技術を用いて、患者とモニタリングセンター及び医師間を結び、24時間体制で患者の心筋梗塞の診断、モニタリングを実施するためのシステム開発を進めてきました。
これに加え、GPSシステムを利用して、発作を起こしている患者の位置を割り出して、緊急治療のための医師派遣、病院への連絡、搬送指令などを自動的に実施・支援するシステムの開発に成功しました。2002年2月にモニタリング機器のFDA承認を取得、ペンシルバニア州フィラデルフィアに第1号、カリフォルニア州サンディエゴに第2号のモニタリングセンターを開設し、その後も順調に事業を拡大しています。

当社は、2008年3月、米国NASDAQ市場に上場いたしました。

Transcu Group Ltd.(シンガポール)
【2008年11月 シンガポール取引所(SGX)に上場】

Transcu Group Ltd.は、複数の高分子膜を使用し、イオン化した医薬品を電気泳動現象により経皮で送達する技術を開発しました。

当社の技術を用いることにより、各種医薬品を皮膚表面から、皮膚を傷つけることなく体内に送達させることが可能になることから、医薬品の経口薬物投与、注射による薬物投与に変わりうる第三の薬物投与法である経皮薬物送達システムとして確立すべく研究開発を進めてきました。
2006年に入り、既存薬の鎮痛剤であるリドカインを本装置に組み込んだデバイスが完成し、アメリカでの臨床治験を開始しました。

当社は、日本での株式上場をめざし上場準備作業を進めておりましたが、日本の株式市況の悪化から日本での株式上場を断念、本社をシンガポールに移転しました。
2008年11月にシンガポール取引所上場企業Eng Wah Organization Limitedとの株式交換を実施、Reverse Take Overによりシンガポール取引所に上場いたしました。

BioTrove, Inc.(米国)
【2009年11月 Life Technology Corporation(米国)によりM&A】

BioTrove, Inc.は米国MITの研究成果であるナノテクノロジーを基盤技術として利用、医薬品開発やバイオテクノロジー研究分野で利用されるGene Expression Chipや質量分析計用高速自動試料調製システム(Rapidfire®)の開発に成功しました。

当社はPfizer、Merck等のメガファーマとの共同研究を実施、NASDAQ上場に向け準備を進めましたが、リーマンショックの発生によるIPO市況の悪化を受け、株式上場を断念し、2009年に米国Life Technologies Corporationとの間で同社に対するGene Expression Chip事業のM&Aに関する契約を締結しました。

BIOCIUS Life Sciences, Inc.(米国)
【2011年2月 Agilent Technologies Inc.(米国)によりM&A】

BioTrove, Inc.が開発したGene Expression Chip事業を米国Life Technologies CorporationがM&Aした際、残った質量分析計用高速自動試料調製システム(Rapidfire®)事業はM&A項目から分離し、新たにBIOCIUS Life Sciences, Inc.を設立して、同事業を移管しました。

本事業については、米国Agilent Technologies Inc.が興味を示し、2011年2月、同社による当社のM&Aに関する契約が締結されました。

Cellzome, Inc.(ドイツ)
【2012年5月 Glaxo Smith Kline Inc.(英国)によりM&A】

Cellzome, Inc.は、ヨーロッパにおける分子生物学研究の中心と言われるドイツ、ハイデルべルクにあるヨーロッパ分子生物学研究機構(European Molecular Biology Laboratory(EMBL))の研究者が実施したタンパク質間相互作用に関する研究成果を基に2000年、EMBLキャンパス内にCellzome AGとして設立されました。その後、2003年にはNASDAQ市場上場を目指して、本社を米国に移転しました。

当社は、生体内での存在状態を反映したタンパク質複合体の解析を可能にしたTAP(Tandem Affinity Purification)法と呼ぶ技術の開発に成功し、この技術を使うことにより、細胞内の情報伝達パスウエイ解析、疾患におけるパスウエイの変動、既存医薬品に結合する標的タンパク質複合体の解析、医薬品候補となるタンパク質の探索等の分野において、Glaxo Smith Kline (GSK)社、Johnson & Johnson社、Novartis社等のメガファーマと共同研究及び医薬品の共同開発を実施してきました。

2012年5月、共同研究パートナーである英国Glaxo Smith Kline 社による当社のM&Aに関する契約が締結されました。

株式会社バイオマーカーサイエンス
【2013年6月 N株式会社によりM&A】

株式会社バイオマーカーサイエンスは、機能性食品の疾病予防効果評価方法の確立及び同効果を科学的に証明できる機能性食品の研究開発を目指して設立されました。

当社は、設立直後に、プロテオミクス技術を用いた疾患関連バイオマーカーの発見を目的とする「食品コンソーシアム」を大手食品会社等7社の参加を得て開始いたしました。
同コンソーシアムの成果として、多数の動物モデルにおける疾患関連バイオマーカーを発見し特許化しております。また、当社は、2005年に、それまで蓄積してきた疾患関連バイオマーカーの事業化プラットフォームとして、「アンチエイジングドック・システム」を開発し、医療施設向けにサービスを開始いたしました。さらに、機能性食品等の臨床試験事業も開始しています。

2011年11月、N株式会社のグループ企業との業務提携契約を締結し、2013年6月、N株式会社の傘下に入りました。

株式会社プロトセラ
【2013年6月 ウシオ電機株式会社によりM&A】

株式会社プロトセラは、ウェルファイド(現田辺三菱製薬)で長年にわたり膜タンパク質・リガンド結合解析用デバイスの開発を行ってきた研究者が2004年4月に設立したベンチャー企業です。

当社社長はデバイス研究の過程で、現行のプロテオーム解析法では困難とされる問題点を克服する新規デバイス『ブロットチップR』の独自開発に成功し、網羅的な高速プロテオーム解析法として確立しました。当社は本技術を基に自社研究及び大学等との共同研究を継続しており、複数の疾患について多数のバイオマーカー候補を発見しております。

当社は、2013年6月にウシオ電機株式会社によりM&A(子会社化)されました。

ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
【2013年12月 東証マザーズ市場に上場】

ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社は、慶応義塾大学先端生命科学研究所の冨田勝所長、曽我朋義教授のグループが開発したキャピラリー電気泳動-質量分析(CE-MS)システムによるメタボローム分析技術を基盤として2003年7月に設立されました。

当社は医療分野および食品分野に焦点を絞り、ミツカングループ本社、味の素などの食品企業、並びに、三菱ウェルファーマ、中外製薬、武田薬品などの製薬企業と共同研究を実施してきました。
また、2007年からは国立精神神経センターとの共同研究を開始、現在、診断薬が存在しない「うつ病」の分野で複数の診断マーカー候補を発見、シスメックス株式会社とともにうつ病マーカーを用いたうつ病診断キットの開発を進めています。

当社は、2013年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしました。

株式会社植物ゲノムセンター
【2014年8月 住友化学株式会社に事業譲渡】

株式会社植物ゲノムセンターは、農林水産省が実施したイネゲノム解読プロジェクトの成果を民間に効率良く技術移転することを目的として2000年2月に設立されました。

当社は、イネ遺伝資源データベースを構築し、ゲノム構造解析、ゲノム育種、ゲノム機能解析技術等を駆使し、独自のイネ新品種の開発に取り組みました。
その結果、ゲノム育種技術を活用した新品種開発技術では、解読したイネゲノム情報を用いて品種間での交配を繰り返すことにより、新品種開発に要する期間を従来の10年単位から2~3年間に短縮し、各品種の有用な特徴だけを持つ新品種の稲を約20品種開発することに成功しました。

2014年、住友化学株式会社との間で、当社の保有する新品種及び当社の研究事業の譲渡に関する事業譲渡契約が締結されました。

株式会社ファルマデザイン
【2015年10月 ペプチドリーム株式会社に事業譲渡】

株式会社ファルマデザインはゲノム創薬ベンチャー企業として1999年1月に設立されました。

まず、ヒトゲノム配列中にコードされるタンパク質に的を絞り、その塩基配列中の一塩基置換(SNPs)を解析し、これより疾患関連遺伝子の探索や生理活性を有する新たなスプライスバリアントの探索などに取り組みました。
その後、GPCRやキナーゼなどの疾患に関連する標的タンパク質の3次元構造に基づく創薬分子デザインや化合物ライブラリーの構築などを手掛けました。

当社は、2015年10月、ペプチドリーム株式会社に事業譲渡する契約を締結いたしました。